「第26回 写真の町東川賞」が5月10日に発表されました。
この賞は昭和60年を初年度として、「写真文化への貢献と育成、東川町民の
文化意識の醸成と高揚を目的とし、これからの時代をつくる優れた写真作品(作家)」
に対して贈られる賞です。
過去の受賞者では、第2回の国内作家賞に篠山紀信氏が受賞する等、匆々たる
メンバーが名を連ねており、年々その社会的認知度も増してきております。
昨年までは、「国内作家賞」、「海外作家賞」、「新人賞」、「特別賞」の4部門が対象でしたが、
今回賞金が見直され、新たな賞として「飛騨野数右衛門賞」が制定されました。
政府の事業仕分けで文科系予算の削減、廃止が相次ぐ中で、東川賞賞金の
増額という驚きと共に、大変嬉しいニュースです。
「国内作家賞」には北島敬三氏(東京在住)が選ばれ、「小型カメラの機動性から
大型カメラの描写力まで幅広く写真の可能性と本質を探るなど、写真文化に幅広く
寄与している」と評価されました。
また、道内ゆかりの作家が対象の「特別賞」には、夕張を訪れたことがきっかけで撮影を続け、
〈snowy〉を出版した萩原義弘氏(東京在住)が受賞されました。
そして、新設の「飛騨野数右衛門賞」には、出身地の青森県で独自の写真世界を築いた
小島一郎氏(故人)が選ばれました。この賞は、「東川に生まれ、長年にわたり地元の光景を
記録し続け、第17回特別賞を受賞された故飛騨野数右衛門氏の業績を偲ぶ賞で、地域の
人、自然、文化等を撮り続け、地域に対する貢献が認められる個人を対象に創設された」もの
です。
授賞式は7月31日。
作品展は7月31日~9月6日まで東川町文化ギャラリーにて行われますので、
ぜひお越しいただき、素晴らしい作品の数々をご自分の目でご覧になって下さい。
「星野道夫写真展 極北の生命」 4/22(木)~5/23(日)
文化ギャラリーにて開催中
〈住所〉 東川町東町1丁目19-8
〈TEL〉 0166-82-4700
〈開館時間〉 10:00~17:00
〈休館日〉 年末年始
〈入館料〉 ・町外200円 ・町内100円
・中学生以下無料