たまには人の手の入ってない天然のお花畑を

| コメント(0) | トラックバック(0)
4月29日に開催される「早春の花々(スプリング・エフェメラル)ハイキング」。
その下見のために、本日キトウシ森林公園へ。

ゴーカート場駐車場から見える風景。
 
SN3O0675.JPG田んぼを真っ白に染めていた雪はなくなり、茶色な世界。
このあと田んぼに水が入るんですが、そのヒトトキだけ水面輝く"水のまち"の風景が見渡せます。
それも近々。


歩いて2分でカタクリに出会いました。
SN (2).JPG
まだ枯葉の残る荒涼さの中に、ささやかな小さなお花が風に揺れていました。

カタクリは、「スプリング・エフェメラル」と呼ばれる一種です。
SSSN (10).JPG
「スプリング・エフェメラル」は、雪解けすぐに咲き、1~2週間の短さでお花たちのことで、言葉の意味としては、「春の儚いもの」「春の短い命」といったところ。

そんな短い期間にだけ咲くお花なのに、咲くまでに7~8年かけて準備をする。
それだからこそ、あの紫の6枚花びらがより一層儚いものに見えてきます。
SSSN (8).JPG
まだ、咲ききれていないカタクリもいます。
SSSN (4).JPG

「スプリング・エフェメラル」は、通称ですので、その他にもあります。
キトウシ山ではフクジュソウ
SSSN (11).JPG
春を告げる花の代表で、朔日草(ついたちそう)や元日草(がんじつそう)、または福寿草といった新春を祝う意味があるお花です。
つい最近まで絶滅危惧種である「環境省レッドリスト」に登録されていたお花です。

エゾエンゴサク
SSSN (3).JPG

SSSN (5).JPGスカイブルーの鮮やかな色。

が咲いています。

どれも小さなお花たちで、一面に咲いていても埋め尽くそうにあるわけではありません。
でも、木々に葉はなく、朽ちた枯葉が残る、まだまだ色の少ない早春里山の中に、生命力の溢れる鮮やかなお花が一面に点在している風景は、日常の忙しない時間を忘れさせてくれるヒトトキです。
SSSN (9).JPG

たまには人の手の入ってない天然のお花畑を歩くのも、いいですよ。
SN.JPG



トラックバック(0)

トラックバックURL: http://www.agtec.co.jp/MTOS/mt-tb.cgi/508

コメントする