毎日寒い日が続きますが、大寒も過ぎて、これからは少しずつですが春に向かい、
その春が来るのを楽しみに、今は厳寒の魅力を存分に味わいたいものです。
つい先日ですが、私たちの勤務先アグリテックの事務所の裏の林にアカゲラが一羽現れて、
木の上で忙しそうに動いていました。
昨年の暮れにキトウシ山でスタッフとしてスノーシュー体験をした時にアカゲラを見かけましたが、
こんな身近なところで再会するとは思っていませんでしたので、しばし見とれていました。
私とアカゲラの距離は5メートルほどあったでしょうか。
もちろんアカゲラは気付くことなくせっせと作業に夢中でした。
木の皮を剥いだり、木をつついたりしていましたが、えさを探しているのでしょうか。
頭の後ろが赤いのでオスのアカゲラでしょうが、ご覧のようにお腹がポンポンに
膨れていました。
それにしても頻繁に木をつつきますが、よく脳震とうを起こさないなと思い、
ちょっと調べてみましたら、
アカゲラは頭の骨と口ばしとが直線的に繋がっていて、衝撃を頭骨全体で受け止め、
丈夫な首を通して衝撃が体全体にうまく分散され、吸収されてしまうので
脳震とうは起こさないのだそうです。
自然の仕組みというのは本当に良くできているものです。
ひとり(一羽?)黙々と無心になって働く姿を見ていますと、
人間の私たちも考えさせられるところの多いジーンとする光景でした。
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