道道旭川旭岳温泉線を旭川方面から車で来ると、東川に入って間もなく、
左側に好蔵寺が見えてきます。
広い敷地に本堂、会館があり、駐車場スペースも広く、ゆったりと
開放感のあるお寺です。
このお寺の好蔵寺会館の2階に、東川町の有形文化財に指定されている
聖徳太子像が安置されています。
町指定の有形文化財は現在9件あり、建造物が4件、石碑が4件、
そしてこの聖徳太子像です。
聖徳太子像が唯一建物内に安置された有形文化財ということになります。
東川町の資料によると、聖徳太子像は大正10年仏師福山霊堂により制作され、
16歳の時の聖徳太子の姿を彫ったものだそうです。
10月のある日、写真を撮影させてもらうために、
好蔵寺の奥様にお忙しい中をわざわざ案内していただいて、
初めて対面することができました。
ややふっくらとした顔立ちで、
大変りりしいお姿と言う形容がぴったり
でした。
じっと見つめていると、
今にも何かを語りかけてくれそうな・・・
そんな雰囲気を持った太子像です。
作者は80有余年前に、何を想いながら、
この太子像を彫ったのでしょうか?
つい、遥か悠久の時に
想いを巡らせてしまいます。
この聖徳太子像の一般公開は年1回、7月8日の聖徳太子法要の日だそうですが、
この日以外でも、事前に連絡すれば拝観は可能とのことです。
一度、対面されてみませんか?
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