3月22日、我らがアグリテック農園にて、「雪を掻きわけ 越冬じゃがいも掘り体験」を
開催しました。
当日は、とてつもない猛吹雪! わたくしも出勤する際には、車で走行中視界15mは
あっただろうか! という中でしたので、
「こんな悪天候の中、果たしてお客様は来るんだろうか・・・・・・」
と心配していました。
ところが、
来ていただきました。1組キャンセルにはなりましたけど、たくさんの方々が来てくださいました。
口々に「今日、(いも掘り体験が)やるのか心配だったよ~」と笑顔で言っていただきました。
まず最初に、アグリテックのロビーでプチ講習会「越冬じゃがいもとは何ぞや!」。
資料と写真を交えて、皆さんに説明。
その後はお待ちかね、越冬じゃがいもの眠るアグリテック農園へ。
約20名の参加者を2つのグループに分けて、それぞれに穴を掘っていただきます。
掘る!
掘る!!
掘る!!!
「けっこう深いんですねぇ」
と、皆さん一生懸命掘ってます。
その日出会ったばかりの人たちですが、「いもを掘る!」という共通の目標めがけて
「そろそろ代わりましょう」 「お疲れ様でした!」と見事な協力体制を作ってました。
小さな子供たちも参加していましたが、その子たちもその身体には大きいスコップを
親御さんと一緒に持って、掘ってました。
可愛らしい光景ですね。
「あっ、出てきた!」
という歓声が上がったのは、30分くらい掘ってから。
スコップの先にイモが刺さってくっついています。
そのあとは、慎重に土を分けます。
じっくり
じっくり
越冬じゃがいもの全貌が見え始めたら、今度は皆さんでバケツリレーで地上に出します。
でも、出しても出しても、その量はなかなか減りません。
「すごい量ですね!」
と、声が上がります。
子どもたちも手伝います。
そうして、約4ヶ月ぶりに地上に出てきたじゃがいもたちです!
これを皆さんにお土産で持って行っていただきました。
ただ、ここで終了だと面白みはありません。
「普通のじゃがいもよりも甘みがすごいんです!」と散々言っておきながら、
それを体感するのはご自宅で・・・・・・
なんて味気ないことはしません。
皆さんで掘ったものは、皆さん一緒に食べてみましょう!
というわけで、東川町のある人気の定食屋さん「おかめ」ご試食会です。
しかも、こんなにもおかめの特製おかずがたくさん。
じゃがいも掘りで疲れてお腹ペコペコの皆さん。
ほっかほかの越冬じゃがいもを食べて
「美味しい!」
「こんなの食べたことない!」
と大歓声です。
という約半日の体験でした。
「こんな風に越冬されるんだ」
「こんなに美味しいとは思わなかった」
などと、実際に体験してみて知ることが出来て、しかも猛吹雪の中での体験ということで、
とても楽しかったようです。
そんな皆さんが言っていたのが
「実際に埋めるところからやってみたい」
「なら、自分で収穫したじゃがいもをやってみたい」
「いやいや、種付けから、しかもじゃがいも以外にも大根やキャベツなんかも」
と、掘りながら言っていました。
北海道の先人たちが、長く厳しい冬を生き抜くために生み出した越冬野菜。
そんな知恵をわたしたちが体験することで、少しそのご苦労を知ることも出来ます。
来年はどんな体験にしようか。
我々も、知恵を絞って皆さんに喜んでもらえる体験を作っていきたいと思います。
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