天人峡温泉は1897年（明治30年）に忠別川の鉱物探索中に発見された温泉です。当時の発見者の松山多米蔵の名前を付けた「松山温泉」と名付けられ、1900年（明治33年）に旅館（現在のホテル天人閣）が建設されました。その後一帯は大雪山国立公園の指定を受け、1937年（昭和12年)に現在の「天人峡温泉」と改称しました。
温泉街は大雪山国立公園内のふところにあり涙岩、見返りの岩、七福岩、柱状節理といった景観に囲まれ自然豊かな温泉郷です。温泉は40°前後でゆっくり入るのが良いとされており、成分調整を行っていない天然温泉掛け流しのため源泉温度は源泉を浴槽までに引いてくる間に空気に触れ54°から４２～４３°に下がり適温になるのが特徴です。
泉質はナトリウム・カルシウム・マグネシウム・硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物泉等などが含まれています。様々な効能があるとされ神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばりなどを改善する効果があります。古くから湯治の湯として人気の温泉郷でもあり、現在２つの温泉施設があります。
天人峡の温泉施設の紹介
ホテル天人閣
天人峡温泉発祥の施設。明治33年から現在に至るまでの100年余りの長い歴史ある老舗旅館。天人峡の自然景観を浴場に取り入れ、露天風呂から天人峡の美しい景観が楽しめます。
【お問合わせ】
住所：〒071-1400 北海道上川郡東川町天人峡
TEL：0166-97-2111
ホームページ：http://www.tenninkaku.jp/
御やど しきしま荘
柱状節理に囲まれた自然溢れる温泉旅館。開業昭和６１年のしきしま壮は平成２５年にリニューアルオープン。露天風呂からは柱状節理が四季折々に変化する姿を望むことができます。
【お問合わせ】
住所：〒071-0393上川郡東川町天人峡温泉
TEL：0166-97-2141
ホームページ：http://www.sikisimasou.jp/index2.html
投稿日: 2014年10月14日 火曜日 15時41分