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教育ファームとは? |
「教育ファーム」とは、自然の恩恵や食に関わる人々の様々な活動への理解を深めること等を目的として、市町村、農林漁業者、学校などが一連の農作業等の体験の機会を提供する取組をいいます。 ここでいう「一連の農作業等の体験」とは、体験者が、実際に農林水産業を営んでいる方の指導を受け、同一作物について2つ以上の作業を年間2日以上の期間行うことを指します。 一年を通して農作物の成長を感じ、時にはきつい作業を行った後の収穫の喜びは、何ものにも代えられないものとなるでしょう。お米でいえば、苗作り、田おこし、畦づくり、代かき、田植え、水管理、草取り、稲刈り・・といった作業のうち、できるだけ多くの作業を行い、自然の力や生産の苦労や喜びを感じるため、教育ファームでは、同じ人が同じ作物について複数日に渡って一連の作業を行うこととしています。また、業として農林水産物を生産されている方々と触れ合うことも重要であるということから、「農林水産業を営んでいる方の指導を受ける」ことを条件としています。生産者の方々がどのような思いで、どのような作業をして、どのように作物を作られているのか、そういったことを伺いながら作業を行なうことで、食への理解をより深めることができるのです。 |
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<教育ファームの対象作物> |
教育ファームの対象作物として、米、野菜、果実、畜産物、魚介類、きのこなどが上げられます。情操教育の面から花きも推奨しています。 |
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<教育ファームの作業例> |
代表的な作物についての作業例は次のようになります。下に示した作業は、代表的なもののみで、実際に作物を育てていくためにはこれ以外にも多くの作業が必要です。この中から2つ以上の作業を、年間2日間以上行うことを、教育ファームでは「一連の農作業等の体験」を行ったとしています。 |
○米
種まき、育苗、代かき、田植え、水管理、草とり、稲刈り
○野菜
種まき、苗植え、草取り、間引き、収穫
○果樹
受粉、花摘み、葉摘み、摘果、収穫、枝刈り(剪定)
○酪農
子牛の哺乳、牛舎の掃除、給餌、ブラッシング、乳搾り
○魚介類
釣り、網業、仕掛け漁、養殖、海草・貝採り
○きのこ
しいたけのほだ木づくり、種ごま打ち、水かけ、しいたけ狩り |
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<教育ファームの実施主体> |
教育ファームの実施主体は、市町村、農林漁業者、学校、その他農林漁業に関する団体やNPOなどの市民団体が考えられます。また、一つの実施主体のみでなく、多くの異なる分野の関係者が連携して教育ファームに取り組むことで、より充実した活動を行うことができると考えられます。 |
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